「オネスティ」(1978年)『ニューヨーク52番街』
作詞・作曲:ビリー・ジョエル
ビリー・ジョエルは、ナチの手を逃れドイツから亡命してきた
ユダヤ人の両親から産まれ、NYブロンクスで育った。
「誠実ってなんて淋しい言葉だろう
誰も真実を見せてくれないから
誠実という言葉を耳にすることはほとんどないけど、
でも、それこそ僕が君から欲しいものだから…」
天賦の才に恵まれたビリーだったが、
正当な評価を受けるのには大変な時間がかかり、
鳴かず飛ばずのまま流れるように行き着いたロスのバーで
ピアノの弾き語りを行っていた頃に、
もうひとつの名曲「ピアノマン」が誕生し、
ようやく陽の目を見た。
この頃のビリーの表情には、
抜けきれぬ悲愴感が漂う。
ちなみに、サイモン&ガーファンクル、キャロル・キングなど
当時の優れたミュージシャンはいずれもユダヤの子でNY出身だ。
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